築30年の木造平屋建て中古住宅を購入された建物。ローカル大工が建築したであろう田舎普請のしっかりした構造の純和風木造住宅を「古民家風にリフォームしたいっ!」が、施主のリフォームコンセプトでした。
施主からの要望
①古民家風の内装にしたい
②掘りごたつ、座卓の生活
③間取りを思い切って変更したい
④洗面所に作業服洗濯専用流しの設置、
造り付け洗面台にしたい
⑤LDK内装を屋根組みの構造が見える
表しにしたい
今回一番苦労した部分はやはり間取り変更にともなう、構造材の移動と補強でした。既存柱を抜いてオープンにしたり、構造壁の移動で日本瓦葺の屋根を支える梁の補強等、リフォーム後には目に見えなくなる部分。
さらに日本家屋特有の冬寒い家を、断熱性能を高める為に断熱材の取り換え、アルミサッシの単板ガラスから真空二重ガラスにハメ替えて、次世代省エネルギー基準を満たす断熱性にアップしました。
既存で元々はまっていた障子も再利用して着色と障子紙の貼り換えで、古民家デザインを引き立てる為に活用した事と、既存サッシの内障子として部屋の断熱性アップに活かしています。
元々なかったパントリーや収納、廊下のリビング出入口にあった押入を、コートを掛けられるクローゼットに変更。下には掃除機等収納できるようにしました。