近鉄白子駅西口から国道23号線へとつづく駅前商店街に、元は婦人服のお店だった築40年以上のRC造の古い建物。店舗改装にあたり施主の希望はいたってシンプルでした。
施主「清水屋事務所と給酒処酔清(旧立呑み まる清)を足して2で割った感じで。」
施主と度々話しをしていく中で見えてきた欲求。それは、
①和食料理人として料理を味わってほしい
②決して敷居は高くない落ち着いた雰囲気の 大人のお店にしたい
③今のお店の経験から導きだした客席・厨房 導線と器材レイアウトにしたい
④可能な限り自分たち夫婦もDIYで参加
したい
⑤予算をおさえたい
そして今回イメージできたコンセプトは、茶室のような”侘び寂び”の空間でした。 詫び錆び空間に浮かび上がる自慢の料理と、料理を邪魔しない主張しすぎない内装デザインとして、内装の個々の素材感をそれぞれ
シンプルにしています。
雰囲気をより本物にする為に、銘木材料の杉皮、竹、磨き丸太、錆丸太等をふんだんに使用しています。
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