昔、医院として利用されていた築100年以上の古民家建物の炊事場、住居部分を、在宅医療・介護向けのユニバーサルデザイン改修を行いました。
普段の生活の中心となるリビングを中心に、ベッド、トイレ、洗面所、浴室、キッチンをレイアウトした配置になっていて、各室が車椅子で移動と介護が可能な様に、開口部幅、介護スペースを設けています。
その他、ベースとなる考え方として「建築材料の選定から地域に根差す家づくりなど『SDGs』に取り組む事」を念頭に、設計提案を行いました。
①設計GLから可能な限りの段差を少なく、
車椅子生活を可能にする事
②玄関からの動線を最小限にする事
③新建材を使わず、地域の木材、素材を利用
する事
④坪庭向いの茶室からの景観を考慮する事
⑤既存立地・形状を活かす事
⑥主屋との接続に建屋の役割を考慮する事